韓国と台湾に広がるかけ算の順序指導

韓国と台湾でも、かけ算の順序問題(以後、掛順)がありました。

 

韓国

계속 보면 얼굴이 예뻐지는 블로그 : 초등학교 2학년 산수 문제 : http://windy96.egloos.com/3438227

http://imgpark.donga.com/mbs/fileUpload/201310/52505112249ea3efbbc7.jpg (画像直接リンク)

画像がアップされているので、韓国語が解らなくても、確認できると思います。

ブログでは、交換法則の指導前だから、間違いだとされたみたいです。

 

台湾

國小3上的數學題目(具教學經驗者優 - Yahoo!奇摩知識+ : http://tw.knowledge.yahoo.com/question/question?qid=1011110405463

ヤフー台湾の知恵袋で、掛順に質問がされています。

 

黎懿瑩「一個發展小二學童乘法概念的行動研究」台湾師範大学、2007年 http://ir.lib.ntnu.edu.tw/ir/handle/309250000Q/65427

の論文では、研究動機として、掛順の指導方法を学んだが、掛順固定して不正解だとするだけでは、児童の理解が不完全だとして、新しい指導方法を研究しています。

先行研究の部分も様々な掛算の概念が紹介されてるし、240頁前後に添付されている問題は参考になるかもしれません。なお台湾では「レ」印は正解を意味するようです。

 

中国

中国には無いとされています。

第3期科学技術基本計画のフォローアップ「理数教育部分」に係る調査研究:国立教育政策研究所にある、中国の算数の教科書を紹介している部分(PDF) 印刷181頁・PDF9頁に、「乗法を最初から 因数×因数=積 で学習する」と紹介があります。

台湾では「新単位量×新単位数=総量(乘法:新單位量×新單位數=總量)」としているので違いがあるみたいですね。

 

 

諸言

ここ数日、掛順で遊んでいます。

せっかく探し出してきたページなのに、ツイートだけに留めておくと、無くしてしまうので、ブログに認めておきます。